オフセット印刷用インキ
GX-SE
PFOA※1フリー! マルチユースプロセスインキ「GX」が更に進化 (※1 ぺルフルオロオクタン酸)環境負荷物質削減の取り組み
PFOA は化学的に安定な物質であるため、自然界で分解されずに残留すると考えられています。また生体内に取り込まれると排出されにくい生体蓄積性があること、更には長期にわたり摂取した場合毒性を発現することが環境・安全上の懸念材料とされています。これらの要因から、主要フッ素樹脂製造者は2015 年までに自主的な環境対応を完了しており、PFOA の使用をしていないことが確認されています。しかし、PTFEワックスの一部には、ごく微量のPFOA が非意図的に含まれる場合があったため、これを無くし、PFOAフリーのインキ「GX-SE」を新たに上市いたします。
PFOA規制の流れ 日本では2020年12月に化審法第一種特定化学物質に指定
EUでは、2020年7月4日に、新規制が発効
- ・化合物としてPFOAの製造と上市の禁止
- ・次の混合物、成形品、製造時使用、上市の禁止
- ・PFOAが 25 ppbを超えて含有するもの
- ・PFOA関連物質が 合計1000 ppbを超えて含有するもの
製品特長
- ・ナチュラルな色とカラーバランス
- ・高度な光沢と高い濃度
- ・版材を問わず網点再現・ベタ部での再現性が良好
- ・水幅特性は弊社従来品と比較し幅広くなっております
- ・胴残りが従来品と比べ軽減
- ・セット・乾燥性・耐摩擦性は従来品同タイプと比較し向上、数十分単位での少ロット・両面刷りに対応
- ・棒積み適正が向上します。薄紙はもちろん厚紙にも対応しています
- ・パウダー量の削減が可能になります。水とのマッチングにより、約15~20%のパウダー量を削減することも可能です
- ・「日本環境協会」が認定するエコマーク商品です
- ・「印刷インキ工業連合会」が定めた『植物油インキ』適合品です。